|
体と「欲しい感覚を選択する」という生き方
〜 salon solareからのメッセージ 〜 ■体の持つ機能と現代人の生活 もともと人間の体はストレスやアクシデントに対して、自分の身を守る防衛本能があります。 突然スピードを出した車が近づいてきた時に一瞬身がこわばる、というようなことです。 これは人間の持つ素晴らしい機能です。 しかし、日常的にストレスや緊張が多いと強張った状態が十分にもとに戻ることなく、 その状態を自分の筋肉に学習させてしまっていることがあります。 また、都会で暮らす人にとって、何でも時間差なしに手に入る便利さがある一方、 生活すべてがスピードアップし、本来の人間のもつリズムとは少しずつ離れてしまって いるのではないでしょうか? そして自分の身体の声を聞かずに無理が積み重なると、 身体は「病気」という大きな声で私達に語りかけてくることになりかねません。 イライラする、何か気分がすっきりしない、という精神的な問題も、 体からの信号なのかもしれません。 ■"癒し"から"自己プロデュース”へ 少し前に流行した”癒し”という言葉も、そんな現代のストレスを 反映したものだったのでしょう。ただし、癒しと緊張の往復だけでは、 いつまでたってもいたちごっこです。 自然のリズムにあった生活をすることで、体との対話が当たり前にできるようになる そんな生活が理想的ですが、今ある社会生活を変えることは 誰にでも出来ることではないかもしれない。 だからこそ、今の生活の中でいかに自分自身の体や心の状態を自分の望む方向へプロデュースして いくのか、が大事なのかもしれません。 ■ 心地良さの中で目覚める、体の可能性 トレガーワークは、痛みのまったくない穏やかで優しいワークです。 痛みを伴うような強い刺激を与えることは、逆に緊張させたり、その刺激に慣れるとさらに 強い刺激を欲しがってしまったり、と身体の感覚を鈍くさせてしまいます。 その人の可動範囲の中で心地良い動きを体験させることで、筋肉は自ら余分な緊張を解放し、 本来の自由さを取り戻すのです。 そして、どの状態を選択するかどうかはその人次第です。 トレガーワークでは、あくまで「こんな自由な感じはどうだろう」と、可能性を提案するだけです。 あとは、その人の体または意識(あるいは無意識)の選択に任せます。 ■ 「体の癖」は「生き方の癖」 自分の体、慣れ親しんだ姿勢や歩き方。 しかし、どれだけの人がこれらを自ら選択した結果だ、と言うことができるでしょう? どんなに悪い癖でも、それに慣れてしまうとその状態が当たり前、または心地良くなるものです。 例えば腰痛に苦しむ人は腰痛になってしまうような体の使い方だとか姿勢 またはライフスタイルを(意識しているかどうかに関わらず)実行しています。 では、もしもその状態を変えたい、と思ったらどうすれば良いのでしょう? 答えは・・・体に違うパターンを憶えさせてあげるのです。 トレガーワークのセッションを受けて、今までに無い感覚に (それが良いものだとしても)戸惑うことがたまにあります。 それは新しいパターンに慣れないことの心地悪さ、とでもいいましょうか。 意識的または無意識に、体はもとの状態に戻ろうとします。 (やはり慣れ親しんだパターンは心地良いですから) しかし、何度かその状態を体験することで、学習していきます。 そして新しい状態に慣れていくことを自ら選択することで 古い習慣から解放されて新しい感覚が身に付いていくのです。 ・・・それは最初はちょっと勇気がいることかもしれません。 なんといっても、いつものパターンが変わることは誰にとっても冒険ですから。 ■感覚に自覚的になる生き方 サロン・ソラーレで提案するのは「感覚を自覚し、使いこなす」生き方とも言えます。 自分自身の体の感覚へ意識を向けたり、望ましい感覚を提案することを習慣づけることで、 自分の欲しい感覚を手に入れることが可能になります。 自分が心地良いと感じる感覚をたくさん体験すること、 その感覚をいつでも甦らせることが出来るように習慣づけること。 そして日常の中で、身体がどんな場面でどこが緊張するのか/リラックスするのか を観察してみるのです。 感覚を覚えた体は、いつでもMentastics(メンタスティクス/mentalー意識と gymnasticsー運動を合わせた造語)によって、状態を意識的に選択することが できるようになります。 そして、欲しい感覚を生活の中で取り入れることが出来れば、それは 新しい生き方につながるのかもしれません。 salon solare 代表 三浦智香子
salon solare に記載されている文章、写真の使用権、著作権はすべてsalon solare に属します。 無断引用・転載は固くお断り申し上げます。引用または転載をご希望の方は、必ずご相談下さい。
(C) 2006 salon solare (Chikako Miura) All rights reserved. |